入所施設でお困りの方、ご相談ください♪高齢者の住まい探しのお手伝い*PrimRose　 | 日記 | マゴットセラピー　壊疽の治療に効果的！

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壊疽治療の中で、私が初めて聞いたとき、
とてもびっくりした治療法がありました。

  

先日のブログ　足が「壊死」して切断するって？　で
http://primrose-terumi.on.omisenomikata.jp/diary/420529　
少し触れましたが、
 「マゴットセラピー」 といって、糖尿病などで壊死した部分を
「うじ虫＝マゴット」 に食べさせる
という治療方法です

マゴットセラピー(動画)

う～ん なかなか刺激的でしょ

治療適用は糖尿病性潰瘍や壊疽、
下腿潰瘍、褥瘡などに有用だそうです。

これに用いられるマゴットは
ヒロズキンバエといって、
全世界の温暖な地域に生息している品種の幼虫で
専用のクリーンルームで殺菌され無菌育成された、
医療用マゴットを使用するそうです。

最近の研究で、幼虫の分泌液が
線維芽細胞刺激作用や血管新生作用があり
組織の再生が促進されていることが解明されてきました。

治療方法は、患部(壊疽部)に直接放ち、
48～72時間後に取り除きます。
（幼虫からさなぎ、成虫になるまでに１０日間はかかるので
それまでに交換します）
これを症状をみて何度か繰り返します。

ドレッシング法（医療用語で包帯とか包帯法のこと）の
選択と確立でマゴットの脱走の危険もないようです。



副作用は多くの場合、マゴットがいることさえ感じないことが多いそうですが
・疼痛　5～30％　つつかれるような感じ、軽度～重度の痛み
・出血　1％未満
・発熱　一時的　ほか　があるようです。
また、壊死組織よりも正常な組織を食べてしまったり
呼吸のできないような、身体の深部まで入り込むことはないそうです。


もちろん、適用外の症例もありますので
全ての方に治療できるとはいえないようですが
下肢切断を免れ、自分の足で歩いて退院される患者さんは
８８％（治癒率）とのことなので、とても有効な治療法のように思います。

ただ、まだ保険適用外で、すべて自費診療なので
この治療を選ぶ人がまだそう多くはないようです。
扱っている病院もまだ少ないです。
ちなみに京都では　下京区の京都南病院で
専門外来をされているようです。

今後、保険適用になるともっと治療数が上がり、
下肢切断が減ってQOL（生活の質）の維持が
得られるのではないでしょうか？


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そして最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪